カテゴリー別アーカイブ: 音楽機材
【DTM/DAW】RME Totalmix FXのDSPエフェクトを使ったDigicheckのスッキリ化
RME社製ハードのお話です。(私はFireface UFXを利用中) 私の作業環境は液晶を上下二段にしておいて、上段にDigicheckを常に表示しておき鳴っている音は全て監視 (正確には表示したいChをout9-10に流し込んでLoopBackしてそれをDigicheckの入力ソースにしている) できるようにしてあるのですが、Inputに接続してあるハード音源やテレビのアナログ入力の微細なノイズも表示しているのが若干鬱陶しく思っていました。 画面環境概要 常にピロピロいってる RMEとTotalmix、Digicheckについてはこちらのエントリをどうぞ。(6年も前の記事か…) で、 波形素材のフロアノイズなんかを見る時に、どうもこいつが邪魔だなぁと常々思ってたのですが、毎度アナログ入力Chを順番にミュートしてたりしました。 しかしながらどうも面倒だし美しくない。 アナログ入力の音も聴けてなおかつ無音時は測定限界まで無音に出来ないものか。 …そういえば、 最近のRMEはハード(UFX.UCX以降?)の入出力ダイナミクスとEQ付いてたじゃぁないですか!! (あまり音楽的に使うかどうかというと使わないので失念していた…) 昔あまりにも出音がイマイチなスピーカーの補正にEQ使ったきりで忘れていました。 ダイナミクスセクションでアナログ入力のフロアノイズにゲートを掛けておけば解決できるのでは? 結果。 出来ました! Peak/RMS表示ともスッキリ! Expのノブがゲートのスレッショルドに相当するみたいです。だいたい-60とか-70あたりでしょうか。(繋いでいる機材のS/N比によります)その下がレシオです、まぁ適当に8:1とかで。 これをRMEのアナログ入力Chに適用してあげるとかなーりスッキリします。当然アナログ入力の音は普段通りです。レベルメーター横にGRメーターがほっそりと出てたりしてなんというかよく詰め込んでるなぁといった感じです(汗 それにしてもRMEは思いついたことを大抵叶えてくれるので良いですね。ますます愛着が湧きました。
Universal AudioのTシャツ!!!
UAD-2セミナーにて、ナガイさんとお会いして来ました。 死ぬ程欲しかったUAのTシャツを頂けてめちゃめちゃテンション上がりました!! ライブの時とか着ようと思います。 ApolloはADDAを既に持っている人用にデジタル32Chのとか有ったら良いですね、とお話して来ました。 大島崇敬さんともお話させて頂きまして、非常に斬新なtipsをいくつか教えて頂いたり、会話中に 「このサイズ(サンボル-FW800アダプタ)でシャーク一つ乗っけてバスパワーで動く、UAD-2 TB_Soloとかあったら欲しいですよね!」 とか盛り上がっておりました。 最近UADへの投資が一段落していたのですが、また信仰心が沸き上がって来た、、、(笑 UA社のプラグインは、mixにおいては、今の僕の仕事の8割くらいの戦力を担って頂いてる 本当ににお世話になっているメーカーです。 音楽的な良い製品を作るだけでなく、ビジネスもきちんと廻せている、希有なメーカーだと思います。
【DTM/DAW】RME HDSP Mixer/Totalmix FX + Digicheck Mac
今更ですが、RMEにハードについて。。。 ここでは例としてHDSP Multifaceを例としてお話をしますが、RME社のハードであればほぼ共通です。(古いDSPミキサ無いのは除き) RMEのハードはかなり優秀で、抜群の安定性はもちろん様々な自由度があるのですが、 そのなかのひとつにTotalmix(HDSP Mixer)があります。自分なりの使い方とか書いてみたいと思います。 この地味な三列フェーダー群が、通常のデジタルミキサー真っ青の素晴らしいDSPミキサーソフトです。 上段が入力、中段がDAW(PC)の出力、下段が出力となっており、選択した出力に対して全ての入力と全てのDAW出力を任意にパッチング&ミキシング出来るという脅威のミキサーです。使い方次第で相当色々出来ると思います。 で、初歩的な使い方としましては、、、プリセットを利用して、DAWメイン出力をアウト経路を複数用意してモニター経路として使う方法です。うちではout 1-2がメインのBluesky Mediadesk(5)2.1、3-4はマランツのアンプ経由でTANNOY CPA-5、5-6はsonyのラジカセMZ-S5に接続してあり、各々プリセットの出力を1-2から1-2 / 1-2から3-4….としておきます。シーンを切り替えるだけでモニター経路が変更出来ます。アウトボード等への経路数が犠牲になりますが、アウトを余らせている場合は追加投資なしでモニターコントローラーのようなものが手に入ります。DAは共通なので別途モニターコントローラーを挟んだ時のような音質変化もありません。(ボリュームコントロールはこちらでやってしまうとデジタルフェーダーですが、まぁ善し悪しだと思います、モニター側でもどちらでもご自由に) もちろん任意の入力にハードシンセを繋いでおけば数にも寄りますがミキサー要らずです。ダイレクトモニタできますので。。。 そして地味に便利なのがLoopBack機能。 任意の出力をctrl+クリックで、画像のように赤くなります。そうすると出力している音が入力に入って来ます。 余談ですが、新しいハードに対応するTotalmixFXでは、大分解りやすくなってるみたいですね。。。 これにより、「鳴っている音を録音する」という地味な割に面倒な作業があっさりと実現出来ます。 これによる併せ技ですが、Mac版Digicheckの出力信号のモニタリングが出来るようになります。 Digicheckというのは、RMEのハードに付属する測定系のソフトですが、信号の情報取得をハードのFPGAから行っているため、CPU負荷もかなり少なく、またDAWが起動していなくても常に測定が出来ます。個人的には、音素材に聴こえないDC成分は混入してないかとか、位相がおかしくないかとか、iTunes聴いていてこの音源RMS突っ込んでる割にはどうだこうだ、とか気がつくのが速いので重宝しています。 しかしながらMac版Digicheckは現在β版で、いくつかの機能が未実装ですが、一番肝心なのに実装されていないのが 出力信号のモニタリングです。 入力に対してはアナライズできますので、最初は1-2の信号をSPDIFにミラーして、SPDIFからSPDIFに物理LoopBackして、それをモニターする、という手順で実現していたのですが、、、上述のLoopBackを使うと、そんな必要無かったみたいです。 入力1-2を利用していない場合、普通にLoopBackして測定ターゲットを入力1-2にすれば良いでしょう。僕のように1-2に何か使っている場合は、何か他の使ってないChに飛ばしてLoopBackさせたら良いと思います。 ちなみに入力信号に対しての相関メーターの使い道では、マルチマイクの位相チェックが素早く出来るという素晴らしい利点もあるという事がマニュアルに書いてありました。こういう所をしっかり書いてあるのもRMEに対する評価の高さの一環でもあります。デジタルオーディオについて深めに掘り下げてあったりとか、あとはSPDIF-AES/EBUの結線の仕方とか。 また、Logic関連のLoopBack合わせせ技ですが、オーディオファイルで貼付けた波形や、未確認ですが多分オフラインバウンスとかした波形に、「テンポに従う」チェックがオンに出来ない波形があったとします。それらは、所謂「リアルタイムで録音」してあげれば良い訳で(多分録音時にAppleLoopの情報を埋め込んでいる?)、前述のLoopBackでルーティングしてリアルタイムRecしてあげましょう。その後の波形はテンポに追従して非破壊で伸張させる事が出来ます。 自分は効果音作成で主に使いますが、絶妙に任意の音源の尺を変更しなければいけない場合等々、色々使い道があるのではと思います。
Focusrite LiquidMix
知らない間に生産終了していたようです。Powercoreといい、DSP市場はUADしか生き延びられなかった様です。 それで、LiquidMixですが、結構前から所持しているのですが、その質の高さに比例せず、どうしてあまり利用率が高くないのかちょっと考えてみました。 (そもそもがUAD-1eの時のDSPパワー不足の補助だったというのもありますが、、、) 知人等方々での所有率はそこそこあるのですが、大概はみなさん、「音は良いんだけど、、、」「最近使ってない」など、悲しい結果に。 ビンテージ/アナログエミュレーション系なのにGUIが統一というのも、盛り上がりに欠ける要因ではあると思います。 出自からいってこれは仕方ないとも思えますが。 昨今のギターアンプシミュよろしく、偽物っぽくでも良いからアイコン窓など付けると大分違うと思うのですが。。。 私も漏れず、デスクトップ照明と化しておりました。このままじゃいかん。勿体ない。 ちなみにもう生産終了らしいので、LiquidMixとは何かという説明は省きます(えー とりあえずぐぐってくだしあ。 結論からいくと 欠点1:まず、実機モデル名がわかりにくい。 これはスナップショットに実機名をつけて保存、で解決。 ちなみにponyさんのBlogに素晴らしい対応表(xls)がありますので、ひっそりと頂いて下さい。 (ご本人はもう使われていないようですので質問は控えた方が良いかと思います) 欠点2:各Comp初期値が適当。 とあるcompでは1:1標準、1.5:1標準、はてまたLimなのにスレッショルドの初期値が-30固定とかひどい。 ので前述スナップショットを適正位置で保存で解決。 欠点3:EQの設定が煩わしい。 モデルを読み出した上に各バンド各々オンにしていかないとそもそもEQを通った事にならない。 折角通しただけで変化がある名機をキャプチャしているのに。 これも当たり障りの無い全バンドをonにしてスナップショットで解決。 と、そんなわけで、それらのスナップショットをzipでUPしておきました。自己責任でお使い下さい。 MacOSX10.5.8 / Logic9.1.3 / LM3.0 で動作しました。ただのプラグイン設定ファイルですので他のDAWやWInでも使えると思いますが自己責任で。 http://www.studio-mws.com/files/LiquidMix%20True-Presets.zip Logicの場合、設置パスは ユーザ/ライブラリ/Apprication Support/LiquidMix です。
KENSINGTON Expert Mouse Pro
これであと暫くは余裕で戦える。。。(ぉ 一番古いものはもう14年くらい使ってるかもしれません。。。 これなしでのPC作業は考えられませんね。。。
ART Tube MP Studio V3
サウンドハウスであまりにも価格が下がっていたので、つい購入してしまいました。 メインにはFocusrite ISA828Dがあるので、マイクプリ用途ではないのですが、、、。 主にラインモノに挟んで使うのです。 以前から線の細さに悩んでいたEWI4000sに噛まして使おうと思い、試してみたところ、、、かなりの好結果! 少しドライブ気味に突っ込んで、フォルテシモで歪んできて気持ちよく倍音が増えていく感じにinputを調節すると、なかなかEWI3020mに近いフィーリングで演奏出来る気がします。 エレキギターのラインも試しましたが、良い感じに汚してくれるというか、オーバー目に突っ込んで前に張り付く感じなんかはISAと全然キャラ違いますので、幅が広がりそうです。 実は2台買ったので、LogicでI/Oプラグインとして使う事も考えています。Rhodes系サンプルとか、奇麗すぎる音の処理とか。